雪導
果てしなく続く青き空を見上げ
何処へ続く導も 無いままに
嘆きの神は 彼の者を想いただ願う
彼の者は 祈りを捧げ
果てしなく続くこの白銀の
君へ続く
雪原にたたずむ悲哀の背中
白く儚く消える 君の雫
嘆きの天使は 夢人を想い春を
夢人は 夢より出でて 救いを
始まりと終わりを告げるは 春を望む白の心
春を告げし空に踊るは 純白の花
今この時に
今この時を
繋ぐ手の温もりが消えぬ様に
二人手を繋いで 歩ける様に