鳥と鍵

遠い遠いこの空の向こうへ
飛びたつ時は 近すぎて

強く強く抱きしめていたいのに
僕の傍から 去ってゆく

真実の鍵を君にあげたなら
君はきっと飛び立つのだろう

僕だけの籠の中から
君だけの自由の空へ

この思いが罪でもいい
どんな罰も受けるよ だから

あと少しだけの我侭を
少しだけでいいからと
毎日そっと呟いてみた

遠く近い君の隣で
笑い合える日々抱きしめて

強く強く抱きしめていたいのに
君は僕から離れてく

愛しさと憎しさを比べたなら
それはどう傾くのだろう

愛より深く哀より深い
僕らは愛がほしかった

この思いを消さないで
僕を憎んでもいいよ だから

あと少しだけ傍にいて
少しだけでいいからと
毎日そっと呟いてみた